クッキーの種類、作り方の違い

お菓子の基礎知識




お菓子作りの定番クッキー、色んな作り方があっていろんな国のクッキーがあります。

作り方だとざっくり分けて型抜き、絞りだし、カット、手や道具を使うもの四種類に分けられます。

今回はそんなクッキーの種類について紹介しようと思います。

クッキーの作り方の種類

クッキーの作り方は型で抜くものと絞り袋で絞り出すもの、棒状にしたり平らにしたものを包丁で切るもの、手で丸めたり道具を使うものの四種類に分けられます。

型抜きクッキーは平らに伸ばして好きな型で抜いていけるので色んな形のものが作れます。食感は硬めのものが多いです。

絞り出しクッキーはバターが多かったりして柔らかい生地のものを絞り出します。サクサク柔らかい食感のものやくちどけの良いものが多いです。また生地を寝かせたりしないのですぐに作ることが出来ます。

アイスボックス、カットは生地を棒状にして切ったり、焼き終わったものを切ったりする作り方です。棒状にしたものは切るときに厚みが均一になるようにしないと焼き上がりにムラが出てしまうので注意が必要です。

手や道具を使うものは手で生地をちぎって丸めたりドロップクッキーなどスプーンを使ったり、クッキーを丸くそらせるために型を使ったりします。

特別難しい作り方のものはなくどれも簡単に作れます。

アイシングクッキー

型抜きクッキーです。型で抜いたクッキーを焼いてアイシングという卵白と粉糖を合わせたものでデコレーションしていきます。

シュガークラフトの一種ですね。アイシングクッキー専門の教室やお店があるくらい人気です。

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スペキュロス

香辛料、シナモンやカルダモンを使ったベルギー発祥の型抜きクッキーです。

聖ニコラの日(12月6日)に食べられていたクッキーなのですが今はいつでも食べられています。

基本は聖ニコラをかたどったものなのですが他にも星形だったりします。少し硬めの食感が特徴的です。

ガレット・ブルトンヌ

フランス、ブルターニュ地方の伝統菓子です。ブルターニュの塩を使っていて甘さの中に塩味を感じるクッキーです。またバターの含有量が多いのでホロホロした食感が特徴的です。

型抜きクッキーになるのですが他の物と違って平らに伸ばすのではなく、鉄板に型を並べてその中に生地を入れて焼いていきます。

サブレ・ア・ラ・ポッシュ

絞り出しクッキーのことでフランス語でサブレ・ア・ラ・ポッシュと言います。

バターや卵の量が多く生地が緩いので絞り袋を使って絞っていきます。主流はバラ口金で丸く絞ったものです。他にも棒状に絞ったり真ん中にジャムを乗せたりバリエーションも豊富です。

絞りの練習として製菓学校でよく作っていましたね。絞りが上手くいかないと平べったくなったり模様が出なくなったりします。

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ビスコッティ・サヴォイアルディ

フィンガービスケットといったほうが分かりやすそうですね。イタリアのお菓子でそのままでも食べられるし、ティラミスの生地としても使われます。

こちらも絞りのクッキーの仲間になります。生地はスポンジのビスキュイ生地で表面に粉糖を振りかけます。脆くでもしっかりとした柔らかさがあります。

名称はイタリア語で「サヴォイアのビスケット」という意味です。サヴォイア公国で15世紀の終わりに、フランス王の訪問の時に献納されたのでこの名前が付けられました。

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ラング・ド・シャ

ラング・ド・シャはフランスのお菓子です。こちらも絞りのクッキーの仲間になります。

ラング・ド・シャはフランス語で「猫の舌」という意味です。表面のザラついた感触が猫の舌のようだからこの名前がついたそうです。

こちらの生地は卵黄は入れずに卵白で作ります。できた生地を鉄板に薄く絞ったりまたはラング・ド・シャ専用の型に絞って焼きます。卵白のみなので他のクッキーと違いあの特徴的なザラつきとサクサクの食感が生まれます。

日本でラング・ド・シャといったら「白い恋人」が有名ですよね。あとはヨックモックのラング・ド・シャを筒状に巻いたシガークッキーも人気ですね。

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カントゥチーニ

イタリアのお菓子で上で紹介したビスコッティの一種です。アーモンド風味の生地で中にもアーモンドが入っている少し硬めなものになります。こちらは平らに広げて焼いて焼けてから切るものになります。

カントゥチーニはイタリア語で「小さな歌」という意味の「カントゥッチ」が変化したものです。食べたときにカリッとした食感がするからこの名前が付いたそうです。

中世のトスカーナ地方で誕生したもので甘口のワインやデザート・ワイン、アフォガートに浸して柔らかくなったものを食べることが多いです。

サブレディアマン

クッキーの定番ですね。生地を棒状にして冷やし固めた後、周りに砂糖を付け切って焼きます。

アイスボックスクッキーの一種なのですが違いは周りに砂糖をまぶすことです。ディアマンはフランス語で「ダイヤモンド」という意味です。周りにまぶした砂糖がキラキラしている様子からこの名前が付きました。なので周りに砂糖を付けるのが必須になります。

バター含有量が多くサクサクしてホロっとした口どけが特徴的です。また味のバリエーションも豊富に作れます。

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スノーボール

アメリカの家庭菓子で丸く焼いたクッキー生地に粉糖をまぶし、雪の玉に見立てたものです。生地には主にアーモンドプードルや砕いたナッツ類を使うものが定番です。

フランスにも「ブール・ド・ネージュ」と呼ばれる同様のお菓子があります。名前の意味も同じです。

こちらのクッキーは手でちぎって丸めて焼きます。

作るのが難しそうな印象ですが以外に簡単に作れてしまうのでおすすめです。

チュイル

フランスのお菓子で生地を薄く伸ばして焼いて暖かいうちに型に合わせて瓦のような反りを付けます。

チュイルはフランス語で「瓦」という意味です。

他にもアーモンドスライスを張り付けた「チュイル・オ・ザ・マンド」やレース状の生地の「チュイル・ダンテル」というものが有名です。

クロッカン

フランスのメレンゲを使ったお菓子です。メレンゲとナッツ類、少量の粉を混ぜて手で鉄板に並べたりスプーンで並べたりして焼きます。

コーヒーやチョコレートで味を付けたものも人気です。

クロッカンはフランス語で「カリカリとした」という意味です。メレンゲとナッツなのでカリカリした食感になります。

まとめ

クッキーと言っても色々種類がありますよね。手軽に美味しく作れるので、あまりお菓子作りをしたことのない方にもおすすめです。

作り方は型抜き、絞り出し、カット、手や道具を使うものの4種類です。

簡単に作れるオススメのものは

アイスボックスなどのカットするもの

スノーボールなどの手で丸めるもの

スプーンを使うドロップクッキー

です。ドロップクッキーのレシピはこちらで紹介しています。→定番チョコチップクッキーのレシピ

手間がかかりますが色んなクッキーを作って箱や缶に詰めてプレゼントしてもかわいいですね。

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