菓子パンはパンの中でもメロンパンやクリームパンなど定番になっています。
甘いパンの中には日本生まれのパンがたくさんあります。パンで日本生まれといわれてもあまりピンとこないですが、知らべればそうだったんだっていうものもあるので紹介していきます。
菓子パンとは?
菓子パンは甘い味を付けたり甘いものを具として中に入れたりしたお菓子としての要素があるパンの種類です。
海外ではイーストを用いて膨らませたケーキの一種と考えられているものも多いです。古代ギリシアでも似たものが多く作られていました。
あんパン
日本生まれのパンといったらあんパンが真っ先に思いつくぐらい定番ですね。
パン生地の中にあんこを入れて焼くシンプルなものです。上にゴマやケシ、塩漬けの桜をのせます。
あんパンの発祥は1874年に木村屋總本店創業者の木村安兵衛とその次男の木村英三郎によって考案されました。
近年では中のあんこを白あんやイモあん、栗あんに変えたものや生クリームやバターを入れてコクを出したものなどがあります。
メロンパン
パン生地の上に甘いビスケット生地を乗せて焼いたパンです。メロンパンという名前ですがメロンの味がしないものがほとんどです。しかし、近年ではメロン味のクリームを入れたものもあります。
名前の由来は諸説あって表面のビスケット生地に数本の線や格子状の線を入れてある様がマスクメロンの模様に似ているからという説や
メレンゲパンが訛ってメロンパンになった説や調理器具のメロン型を使用して成型したパンだからという説もあります。
主流なのは一番目の見た目の説です。
クリームパン
パン生地の中にカスタードクリームが入ったパンです。グローブみたいな形が特徴で焼くときに中に空洞が出来ないようにこの形で焼くそうです。
発祥は中村屋の創業者、相馬愛蔵がシュークリームの美味しさに感銘を受けてこれをパンに応用しようと考えて1904年に作られたものが元祖になります。
ジャムパン
パン生地の中にジャムが入ったパンです。主流派イチゴジャムですかね。
発祥はあんパンと同じく木村屋總本店です。このお店の三代目主人・木村儀四郎が、日露戦争当時ジャム入りビスケットを関連会社から陸軍に納めていてこれをパンにも活用したいと考えて1900年より作られました。
普仏戦争に勝利したドイツへ留学した陸軍軍人の土産のお菓子を参考にしたといわれています。
昭和10年頃までのジャムパンはアンズジャムが一般的でした。イチゴジャムが使われるようになったのはイチゴの栽培が始まった大正時代辺りで一般的になるのは昭和20年代後半だったそうです。
コロネ
パン生地を円錐型の金属の芯に巻き付けて焼き上げ、その中にチョコレートクリームを詰めたパンです。見た目は巻貝のようでチョコレートクリームの他にカスタードクリームや生クリームなど種類が豊富です。
名前の由来はイタリア語で「角、角笛」という意味のcornoから名付けられました。
まとめ
日本生まれの菓子パンって言われれば確かにって思うものばかりですね。日本生まれのパンは甘い具を中に入れて焼くものが多くて饅頭と通じるところがありますね。
菓子パン以外にも日本生まれのパンは結構あってカレーパンやコッペパン、角食パンは日本生まれです。
菓子パンってどれも好きでついつい食べすぎてしまうのですがカロリー爆弾で怖いですよね。私は小さいころよく食べてたプリンパンが好きです。
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