ナッツの種類!

お菓子の基礎知識




お菓子では定番のナッツ類、最近はクリスマスケーキでピスタチオを使ったものが流行っています。それと美容ブームで健康的だということで専門店なんかもあります。

焼き菓子や生菓子、アイスクリーム、チョコレート菓子など手広く使われるナッツ類ですがどの位の種類があるかご存じですか?今回はナッツの種類についてそれぞれ紹介していきます。

ナッツとは

そもそもナッツとは何かというと種実類という硬い皮や殻に包まれた食用の種子のなかの木の実のことをナッツといいます。

そのまま食べられたり、炒って香ばしさを出したり、砕いて具やトッピングとして使われたり、プードル状にして食感を変えるために使われたり、キャラメリゼして砕いてプラリネを作ったりペースト状にしてムースに入れたり、アーモンドプードルと砂糖を混ぜてマジパンを作ったり、色々な用途があります。

ナッツは紀元前から食用とされてきました。長い期間人間はナッツを食べてきたんですね。縄文時代の遺跡でどんぐりクッキーなるものが見つかっているそうです。

ナッツの種類

ナッツは種実類の中の木の実についてですが、そもそも種実類は大きく3つに分けられます。

堅果、核果、種子に分けられるのですが、堅果は非常に硬い皮や殻が台座や帽子の様な形になって覆っています。硬いのですが果実に属します。

栗やヘーゼルナッツは堅果になります。

核果は一般的な果実として想像されるもので、果実の中心に一つの大きな核があるものです。核の中にある種子をナッツとして食べます。

アーモンドやクルミ、ペカンナッツは核果になります。

種子はそのままですね。カシューナッツやブラジルナッツがあります。

ではお菓子作りでよく使われるナッツを紹介していきます。

アーモンド

最大の産地はアメリカ合衆国のカリフォルニア州です。こちらのものが最もリーズナブルで使い勝手が良いですね。

でも味を追求するならスペイン産のマルコナ種やイタリアのシチリア産がオススメです。

スイート種とビター種があって食用はスイート種です。ビター種は香料に使います。ビターアーモンドの香りってかいだことありますか?杏仁のような香りがしてかぎ分けるのが慣れてないと難しかったりします。

そのまま炒って砕いて使ったり、粉にしてフィナンシェやマカロン、マジパンに使ったり、アーモンドミルクとして使ったりします。

世界で最も生産量・消費量が多いナッツで世界三大ナッツの一つです。

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クルミ

クルミも産地はアメリカ・カリフォルニア州のものが多いです。日本では長野県産のクルミが有名ですね。オススメはフランス産のものですかね。

食用としての利用が最も古いナッツです。今から8000~9000年前から食べられていたそうですよ。

油分が多く含まれていて粉状にして使う場合は脂が出すぎないように注意が必要です。

クルミって独特な形ですよね。なんか言い方悪いのですが脳みそみたいだなって思ってます。

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ピスタチオ

最近流行っていますね。今年のクリスマスはどうなんですかね?

最大の産地はイランで他にはアメリカ、トルコ、シリアなどがあります。オススメのものはイラン産のジャンボピスタチオと最も高級なのですがイタリア、シチリア島のブロンテ産のピスタチオです。

ピスタチオには種類があってスタンダードなものからジャンボピスタチオ、細長いものなどがあります。

コクがあり他のナッツと違う独特の風味があることから「ナッツの女王」と呼ばれています。他のナッツと違って綺麗な緑色が特徴でこの緑色がクリスマスカラーと合うから人気が出ているそうです。飾りでもムースにしても色があるとやっぱり見栄えが違いますね。

また他のナッツと比べるとベリー類と味が合わせやすいのも特徴ですね。独特のコクと甘すぎず爽やかな酸味は人気です。緑と赤でますますクリスマスですね。まぁそもそも緑色の食材が少ないのですが

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ヘーゼルナッツ

最大の産地はトルコです。他にはイタリアが有名です。オススメは俄然イタリア産です。

お菓子の材料としてはヘーゼルナッツをペーストにしてチョコレートと合わせた「ジャンドゥーヤ」が人気です。

また浸潤させて風味を出したヘーゼルナッツリキュールやコーヒーに着香したヘーゼルナッツコーヒーも人気です。

日本では余り馴染みないかもしれないですがフランスのお菓子には欠かせない存在で世界三大ナッツの一つです。

ヘーゼルナッツは色が綺麗な薄茶色なので色を表す言葉としても使われていますね、瞳の色とか髪の色とか。日本では榛色と呼ばれています。

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カシューナッツ

最大の生産国はインドです。他にはブラジル、タンザニア、モザンビークがあります。原産はブラジルなのですが16世紀にポルトガル人がインド、東アフリカ、東南アジアに防風林の役目として植林したことで広まりました。

勾玉型の果実の先端に堅い殻を被ったものがあってそれがカシューナッツです。果実はカシュ-アップルと呼ばれていてリンゴのような香りがしてこれも食べることが出来ます。

お菓子で利用されるのはもちろん調理の具材としてカレーなどの煮込み料理や炒め物などにも利用されます。

特にアジアで様々な料理に使用されることから世界三大ナッツの一つです。

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マカダミアナッツ

最大の生産国はオーストラリアで原産国もオーストラリアです。マカダミアナッツはハワイのイメージが強いのですが生産量はオーストラリアの方が上です。

何故ハワイのイメージが強いのかというと、マカダミアナッツはハワイ王国で栽培されていたサトウキビの防風林として1880年代に移植されました。その後食用としての価値があるとみて1920年以降品種改良や栽培方法の研究進みます。

その後ハワイではサトウキビやパイナップルを抜く代表的な特産物となったそうです。

チョコレートで包んだり焼き菓子に入れたりまた最近では和菓子にも利用されるようになりました。オリーブオイル、アマニオイル、ココナッツオイルなどと並んで健康的な油としてマカダミアナッツオイルが人気です。

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ペカンナッツ

1500年頃よりネイティブアメリカンに栽培されていて現在はアメリカの南部を中心に栽培されています。中でもジョージア州とテキサス州が二大生産地です。

クルミ科でクルミの親戚です。ピーカンナッツとも呼ばれていて脂肪分がクルミより多くマカダミアナッツと同じくらい含まれています。またアメリカ合衆国、テキサス州の州木です。

味はクルミと似ていてコクがあるのですが、クルミとちがって苦みがほとんどないです。なので苦みが好きという方には少し物足りないかもしれません。しかし、苦みが無い分食べやすいナッツです。

日本ではまだあまり食べられていないナッツですが、ペカンナッツチョコが最近人気が出てきてますね。アメリカではペカンナッツパイやブラウニーに入れたり、クッキーに入れたりと色々なお菓子に使われています。

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おまけ  ピーナッツ

ピーナッツは名前にナッツとついていることからナッツだと思われがちですが、正式には豆科になります。日本名は落花生です。

何故落花生という名前なのかというと花が落ちるようにして地中に実を作るからだそうです。

生まれは南アメリカで最大産地は中国で他にもインド、アメリカで作られています。

料理でもお菓子でも使える万能なものですね。加工品だとピーナッツバターは定番も定番です。茹でて食べると豆らしいほくほくとした食感を楽しめるので是非食べてみてください。

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まとめ

ナッツ類はお菓子によく使われていてナッツ愛好家も多いと思います。またカロリーは高いですが栄養があり、健康にも良いので罪悪感の無いお菓子としても人気ですね。

お菓子に食感を足したいときやコクを出したいときにナッツを使うのはおすすめです。色々な種類があるのでお気に入りのナッツを是非見つけてみてください。

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