シュガークラフトって何?

シュガークラフト




皆さんがシュガークラフトといって思い浮かべるものはなんですかね?

アイシングクッキーとか三段の白いウェディングケーキとかですかね

シュガークラフトは名前の通り砂糖で出来た伝統工芸品です。

砂糖に増粘剤や粉ゼラチンなどを混ぜて作る粘土状のシュガーペーストや砂糖に卵白を混ぜて作るアイシングなどで様々なデコレーションを作ります。

シュガークラフトを好きになったきっかけ

私がシュガークラフトについて知ったのは高校生のときです。

高校生のときに読んだお菓子のデコレーションの本の中に少し紹介されていてこんなものもあるんだ、ふーんって感じでした。正直そんなに興味はなかったです。

好きになったのは専門学校で習いはじめてからです。

元々細かい手作業が好きだったので私の性に合っていたんだとおもいます。

一人で黙々と作品を作っていくのは製菓学校のどの授業よりも楽しかったです。

次に作るものはどんな色にしようとかどんなデザインにしようとかいつもこんな事を考えていました。

起源は?

シュガークラフトが生まれたのは英国です。

19世紀のヴィクトリア朝時代から盛んになったといわれています。

当時、富の象徴である砂糖で作ったアイシングで飾られたウェディングケーキが皇族や貴族の間で人気となりました。

その後砂糖細工のケーキは一般の方々にも楽しまれるようになり英国と縁のあったアメリカやオーストラリア、南アフリカなど世界各地に広まっていきました。

1980年代に入り、オーストラリアでシュガーペーストが開発されてシュガーフラワーや繊細なフリルを作ったり、ケーキをペーストでカバーしたりとデコレーションの幅が広がりました。

イギリスでは現在でもシュガークラフトでデコレーションされたケーキがスーパーで販売されているくらい身近なものです。

シュガークラフトのケーキってどんな時に食べられるの?

デコレーションされたケーキは主に祝い事などで食べられますね。誕生日とか結婚式とか

アイシングクッキーなんかは通常のプレゼントとしても喜ばれるでしょう。

イギリスではクリスマスにも食べられるそうです。

いろんなシュガークラフトの飾り

ペーストをケーキにカバーするものや

粘土細工のように動物や小物を作ったり

薄くひらひらに伸ばして様々なお花を作ったり

アイシングで繊細なレース模様を描いたり

お手軽なものだったらクッキーやカップケーキにデコレーションしたりなど

シュガークラフトって本当に色々できるんです。

また砂糖が主原料なため、長期保存にも向いています

なので食用以外にも観賞用に時間をかけて大作が作られたりします。

似たようなもの、混合されがちなもの

シュガークラフトとよく混合されがちなものは

マジパン細工

プラスチックチョコレート

メレンゲ細工などでしょうか

マジパン細工はマジパンという蒸したアーモンドと砂糖をローラーにかけてペースト状にしたものを使います。

このマジパンを使ってケーキにデコレーションしていきます。シュガークラフトよりも粘土細工に近い感じですかね

プラスチックチョコレートはチョコレートと水あめを混ぜて粘土状にしたものです。プラスチックって名前に入っていますけどちゃんとたべられます。むしろシュガークラフトやマジパン細工よりはおいしいかなと思います。

メレンゲ細工は知らない人も多いのではないでしょうか、メレンゲという卵白に砂糖を入れて泡立てたものを使うのですがこちらのデコレーションで使うものはとにかく砂糖の量が多いです。

このメレンゲを絞り袋に入れて好きな形に絞って乾燥させていきます。

クリスマスケーキの上によく乗っている激アマで硬いサンタクロースはメレンゲ細工のサンタさんです。

まとめ

シュガークラフトのことちゃんと伝えられてますかね

まとめると

シュガークラフトは英国生まれの砂糖で作られるケーキのデコレーション

シュガークラフトって本当に色々なものがお手軽にかわいく作れちゃいます。

アイシングは作るの簡単ですし、ペーストは市販のもので水を加えるだけで作れるものもあります。

もし興味を持っていただけたらぜひやってみてください。

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